明治の始め、銀座の晴海通りと並木通りの角に、
当時必要とされた藩士の為の旅館、また孫文もお泊りになった「対鶴館(たいかくかん)」が立ちました。
時は流れ、その旅館は今や名をビルに残し、
そのビルの、銀座駅地下街と通りを結ぶ地下一階にあるのが、
カフェ・レストラン「サンク」でございます。
銀座5丁目に位置しますので、その5を取ってフランス語の「サンクCinq5」
そう初代社長が名付けたのは、今から45年前になります。
昭和、平成と時代は変わり、サンクCINQというフランス語の名に合わせ、
研鑽を積んできたフレンチシェフがキッチンへ。
しかし少人数でフランス料理の探求を模索中に
17年間英国生活の現社長が就任。
これを機にサンクCINQは、
現社長がイギリスで親しんだ様々な料理、
世界に誇れる日本の食材、
斬新な料理に果敢に挑戦したキッチンから、
皆様にドーバー海峡の向こう側を味わって頂くことになりました。
…ドーバーで、英語のサンクSunk=沈むことにならないように祈りつつ
小さなサンクの、大きなチャレンジ
当店でしか味わえない一皿、穏やかなスタッフ、ゆったりした空間を、
是非お楽しみくださいませ。
記2020年夏